遼東の豕日記

2007年6月から3年半大連に赴任していた(赴任開始時36歳)おっさんが、大連の生活や楽天イーグルスの応援等を書いていたブログです。帰国したため、現在は半休止中。

「中国のインターネット史」を読みました

以前ツイッターを引用させてもらった事もある中国IT関係のライター・山谷剛史氏が

中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立 (星海社新書)中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立 (星海社新書)
(2015/02/26)
山谷 剛史

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 という新書を出されたので、せっかくだから買って読んでみました。

 この本では
  1. 中国ITの原風景(~1995)
  2. 中国におけるインターネットの幕開け(1994~2002)
  3. コミュニケーションと反日の波(2003~2005)
  4. Web2.0の波と北京オリンピック(2006~2008)
  5. SNS普及とネット検閲の強化(2009~2011)
  6. 微博の輝きと時代の転換(2012~2013)
  7. ワールドワイドウェブからの独立(2014~)
 と年に分けて章立てしておりますが、私が中国大連にいたのは4章と5章のあたり(2007~2011)ですね。等、思い出す事が多いです。ヤマダ電機の進出の話は記載(4章:2006~2008)より遅いような気がしますが、大筋私の持つイメージと異なる話はありませんでした。

 読み物としての歴史として楽しめる他、副題の「ワールドワイドウェブからの独立」が内容としてのポイントだと感じました。中国政府は現在ただ闇雲に検閲・規制しているわけではなく、政府の命令を聞く中国国内のネット企業が十分育ち、ありきたりの用途にネットを使う人が特に困らない環境がつくられたのを確認の上でやっている、すなわち反検閲・反規制で中国国内の世論が大きく盛り上がる事は(いまのところ)ない、という山谷氏の予想はたぶん正しいのだろうな、と私も思います。中国国内のネット企業ではできないながら、多くの人が求めるようなネットサービスが今後出てくれば可能性はあるかもしれませんが、さて、どうでしょう?

 ちなみに、このブログはURLを見てもらえればわかる通りfc2のサービスを用いております。ブログを始めるにあたり、機能が充実しているサービスを選ぼう、と調べた結果、fc2とlivedoorが候補となり最終的にfc2としたのですが、その後一部規制、さらに2010年には全面規制されてしまったのは苦い思い出です。fc2はアダルト方面で有名なサービスと後から知って、失敗したなー、と思ったのですが、もうひとつの候補のlivedoorも画像では規制がかかっていたため、どっちにしてもダメだったのでした。現在は当時(2011年)どころではない規制になっているという話ですし、まあ私は良い時期に中国に住めた、という事なのでしょう。
  1. 2015/03/30(月) 20:23:15|
  2. その他中国
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